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2024.11.23
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第三期 参加者の声: 谷口さんより
2011.05.24
第三期に参加された
大阪府、旅象の谷口さんの言葉です。
↓
今回の件では行く前には僕もいろいろと考えさせられました。
そもそも僕にもボランティア精神というものがあまりありません。
インドでは物乞いをする赤ちゃんを抱いたやせ細った母親を見捨てました。
シリアでもバクシーシを求める子供を見捨てました。
その他の国でもそうしました。
理由はガイドブックに与えるなと書いてあるからかもしれません、やりだしたらきりがないからかもしれません、
命の価値に差を付けたくないからかもしれません。
アフリカでは自由に一人旅をする金持ち日本人バックパッカーの僕に出会ったばかりでご飯を作ってくれたりビスケットをくれたりコーヒーを買ってくれたりする現地の人がたくさんいました。彼らは決して裕福ではありませんでした。
国籍や国境を越えた人間同士のふれあいを感じ、それを大事にしようと思いました。
僕は世界には生死に関わる問題を抱えて生きている人達がたくさんいることを知っています。
コンビニにはユニセフの募金箱がある事も知っています。
僕は普段それらを見て見ぬふりをして生きています。
むしろ日本で天災が起こったときにそれの募金箱にお金がたくさん集まりユニセフの募金箱には集まらないことに疑問を持つこともあります。
日本人が日本人を助けるのは当たり前かもしれません。
でも貧困で自分の国の人どころかわが子の命すら救えない人がいる国もあります。
だからといってすべての人を救うことは僕には不可能でそんなにお金もありません。
僕は豚も食べます。鯖も食べます。レタスもキャベツも食べます。
仕事で木を伐採したこともあります。草むしりもします。庭の環境を変えることで微生物の住む環境も変えてしまっています。
僕は生き物を殺して生きています。
僕の行為が間接的に何かの命を奪っているはずです。
でも人は殺しません。猫も殺しません。
僕には命を平等に扱うことはできません。
でも僕はそんな事を深く悩んで生きてはいません。
宇宙のすべてのものは生から死への流れをつくっていると思います。
虫も動物も植物も鉱物も星も。その小さな流れが集まって大きな宇宙の流れができあがっていると思います。
僕はただその宇宙の流れをつくる一素材でしかないと思っています。
だから何をやろうと決して正しくはなく、また間違ってもいないと思っています。そもそもそういう物差しがありません。
すべては流れの一部だと思います。
今回、震災のボランティアに参加するにあたって今書いたようなことは考えました。
行こうと決心したのもボランティア精神ではなく直感やタイミングといったものでした。
出会いというのは偶然ではなく必然であるように思います。
自分の生まれた場所や時も含め、今自分を取り巻く環境は必然的に起こったことのように思います。
その必然性が今回の参加を決める直感やタイミングをつくったように思います。
ただ実際に現地に行って現状を見ればそこには瓦礫がありました。ヘドロがたまっていました。家に車が突っ込んでいました。
放射能も飛んでいたのかもしれません。
そしてそんなところに人が住んでいました。
上に書いたような考えを現地に着いてからしたことはありません。
僕にはスコップを使うこともトラックを運転することも特別なことではなく慣れたことです。
その慣れた事をしただけでそこがきれいになっていき、
Yさんは喜んでくれました。
現地ではシンプルにそれだけのことでした。それだけで十分だと思いました。
感謝すべきは僕の方です。
行けばわかる
大阪で伝えようと思います。
この機会をつくって頂き本当にありがとうございました。
旅象 谷口 祥平
大阪府、旅象の谷口さんの言葉です。
↓
今回の件では行く前には僕もいろいろと考えさせられました。
そもそも僕にもボランティア精神というものがあまりありません。
インドでは物乞いをする赤ちゃんを抱いたやせ細った母親を見捨てました。
シリアでもバクシーシを求める子供を見捨てました。
その他の国でもそうしました。
理由はガイドブックに与えるなと書いてあるからかもしれません、やりだしたらきりがないからかもしれません、
命の価値に差を付けたくないからかもしれません。
アフリカでは自由に一人旅をする金持ち日本人バックパッカーの僕に出会ったばかりでご飯を作ってくれたりビスケットをくれたりコーヒーを買ってくれたりする現地の人がたくさんいました。彼らは決して裕福ではありませんでした。
国籍や国境を越えた人間同士のふれあいを感じ、それを大事にしようと思いました。
僕は世界には生死に関わる問題を抱えて生きている人達がたくさんいることを知っています。
コンビニにはユニセフの募金箱がある事も知っています。
僕は普段それらを見て見ぬふりをして生きています。
むしろ日本で天災が起こったときにそれの募金箱にお金がたくさん集まりユニセフの募金箱には集まらないことに疑問を持つこともあります。
日本人が日本人を助けるのは当たり前かもしれません。
でも貧困で自分の国の人どころかわが子の命すら救えない人がいる国もあります。
だからといってすべての人を救うことは僕には不可能でそんなにお金もありません。
僕は豚も食べます。鯖も食べます。レタスもキャベツも食べます。
仕事で木を伐採したこともあります。草むしりもします。庭の環境を変えることで微生物の住む環境も変えてしまっています。
僕は生き物を殺して生きています。
僕の行為が間接的に何かの命を奪っているはずです。
でも人は殺しません。猫も殺しません。
僕には命を平等に扱うことはできません。
でも僕はそんな事を深く悩んで生きてはいません。
宇宙のすべてのものは生から死への流れをつくっていると思います。
虫も動物も植物も鉱物も星も。その小さな流れが集まって大きな宇宙の流れができあがっていると思います。
僕はただその宇宙の流れをつくる一素材でしかないと思っています。
だから何をやろうと決して正しくはなく、また間違ってもいないと思っています。そもそもそういう物差しがありません。
すべては流れの一部だと思います。
今回、震災のボランティアに参加するにあたって今書いたようなことは考えました。
行こうと決心したのもボランティア精神ではなく直感やタイミングといったものでした。
出会いというのは偶然ではなく必然であるように思います。
自分の生まれた場所や時も含め、今自分を取り巻く環境は必然的に起こったことのように思います。
その必然性が今回の参加を決める直感やタイミングをつくったように思います。
ただ実際に現地に行って現状を見ればそこには瓦礫がありました。ヘドロがたまっていました。家に車が突っ込んでいました。
放射能も飛んでいたのかもしれません。
そしてそんなところに人が住んでいました。
上に書いたような考えを現地に着いてからしたことはありません。
僕にはスコップを使うこともトラックを運転することも特別なことではなく慣れたことです。
その慣れた事をしただけでそこがきれいになっていき、
Yさんは喜んでくれました。
現地ではシンプルにそれだけのことでした。それだけで十分だと思いました。
感謝すべきは僕の方です。
行けばわかる
大阪で伝えようと思います。
この機会をつくって頂き本当にありがとうございました。
旅象 谷口 祥平
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