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「みらいをうえる」 陸前高田未来商店街+とうほくのこよみのよぶね
大震災が起き、津波が東北の沿岸部を襲った。
1ヶ月ちょっと経った頃「東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN]を立ち上げ、被災地に入った。
そこには破壊された人の生活があった。
夢中でガレキを出し、夢中でヘドロを出した。
1年が経ち町のホコリはおさまり、被災地の人々はそれぞれの生活の場(仮であれ)に落ち着いた。
庭JAPANは石巻市の尾崎地区での竹あかりと慰霊碑などの泥かき、こよみのよぶねで慰霊祭のお手伝いをした。
2年目になる今年、被災地の状況、見た目は1年目とあまり変わりがなかった。
もちろん部分的には改善されていたり草が茂ったり綺麗なコンビニやチェーン店が出来たりしていたけど。
庭JAPANは陸前高田市につくられている未来商店街の庭つくりのお手伝いとこよみのよぶねの慰霊のお手伝いをした。

庭師は庭をつくる時、その庭が現在おかれている状況を読み取ります。
周囲の自然環境、住んでいる人や地域のライフスタイル、文化、歴史、神社仏閣、土地の成り立ちなど。
東北のあの地に初めて立った時の衝撃は忘れません。
いつも自分たちが頼りにしている情報はそこに残っていなかったからです。
それでも人はそこにいます。
それでも人々は立ち上がり鍬を握ります。
そして0以下になってしまったその地域で0からの生活を始めます。

今回津波が押しよせ塩のついた土地に本格的に木を植えることが出来ました。
2年かかりました。
それでもこの日が来たということに手が震えて
苗木が上手く植えれませんでした。

慰霊祭の日に海に浮かべる「とうほくのこよみのよぶね」の準備をしました。
何も遮るものがなくなってしまったあの地に吹き荒れる暴風は凄まじく
「3」「・」「11」のこよみのよぶねは陸上の桜の木の下で鎮魂のあかりを灯すことになりました。
桜を背負ったこよみのよぶねは美しく、壊された町を照らしました。
その勇壮な桜の木々は人々の高台移転のため今年切り倒されます。

「何とかできないのか」
に突き動かされ
「できる限りのこと」
をしました。

「何かしなきゃ」
と思いながら
「何もできない」
ことを思い知らされました。

みらいをうえる。

被災地の人々が仮の住まいから永住の地に移り住むその時
人々の生活を見守り、人々が見守ったその木々を
仮のその場から本当の生活の場へ植え直し
共に生きた何年かの記憶を途切れさせず未来に繋げていく
その場に立ち
目撃し
体感し
らしくある未来の庭をつくる人間になっていきます。



                      平成25年4月8日 庭師 古川乾提


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