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東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN とは
「東北の地に木を植えるときまで一緒にいたい」



そこにはゼロ以下になった人の生活があった。
破壊され、流され、記憶はガレキとなっていた。
海はヒトが営みとして流し続けたモノをヘドロとして返してきた。
生きている植物、死んでいる植物。
なぎ倒された木、なぎ倒されても生きている木があった。
現地のヒトたちの顔は見たことのない笑顔で彩られていた。
前、一点に向かって進む人の顔なのだろう。
そのヒトたちの瞳はうるんでいた。
津波の話をする時そのヒトたちの視線は
自分たちの体を貫きはるかかなたを見つめていた。

約1ヶ月半の長期にわたる活動に
いろんな業種のたくさんの方々に参加いただいた。
それぞれがそれぞれの感覚を現地で持ち、活動し、
現在それぞれのフィールドにもどり
決してなくならない感覚の中で
自分のするべき行動の最中にいることでしょう。

庭JAPANは
「その地に木が植えられる」その時まで
活動していきたいと考えています。

              2011年6月29日 愛知県 古川乾提

庭JAPANというのは、‘ 心に庭をもち 人と人の間にあるつかみ所のない場所で フワフワっとした種を植える ’ をキーワードに、庭師を中心として肩書きや職種を問わず共感する人たちが集っている団体です。
これまで6回にわたり 全日本庭サミット 庭JAPAN を開催し、全国の様々な人達と知り合い、情報網をつくってきました。

この他にも鳥取県倉吉市での古民家の庭の修復をはじめ、地域と文化のつながりをつくるワークショップとして岐阜県長良川の冬のお祭り「こよみのよぶね」の巨大行灯の制作・取り付けに関わるなど、庭を通して人と人、人と家、人と自然をつなげる間のもの、何かと何かの中間に位置する『必要ではないがあるべきモノ』を大切に考えてきました。

そして2011年3月11日の大地震を受け、私たちは東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPANを立ち上げました。
それは、連係がとれるチームで動けば大きな力になる事ができると考えたからです。
被災地では特に泥出しや瓦礫の撤去が必要とされています。
土を扱っている庭師の能力を生かせる仕事です。
そして、私たちは木を植えることができます。

庭JAPANはゆるやかな集まりですが、様々な立場の人間がどこかで共有するものを感じてつながってきました。
庭師の仕事だけに関わらず、それぞれができることをしていくことが細くとも長い熱となり、今後長期に渡るであろう復興の原動力になればと考えます。
また活動を通して被災地の生の声を多くの人達に伝えていきたいと思います。
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