第九期 参加者の声: 古川さんより

想像するということ

1年前の3月11日。
岐阜の現場で洗い出しをしていた。
タワシでゴシゴシ洗っているとピキピキピキピキ細かいヒビが入っていく。
必死で洗っているので揺れも感じず、自分の手元からどんどんヒビが広がっていったのを不思議な気持ちで見ていたのを覚えている。
それからの何日間か日本から音が、日常が消えた。
「あの日」に起きたことが起こした情報に体は包囲された。
自分は自分のことを呪った。
人より想像力があるということを呪った。
テレビやラジオで放送しているコトのその先を、もっと前を、自分の頭や体は想像していた。
まっすぐ立っている感覚はなく、震えがきていた。
その震えに後押しされるように、周りの同じく想像し止まることの出来なくなった人々と一緒に東北に行った。
想像を超えた世界に向き合い、夢中でヘドロやガレキを出した。
被災された人たちが笑顔で話してくれる想像を絶する話を体の中に押し込んだ。
現地で飯を食い、出来る限りのことをやり、話し、寝た。
行くたびに「こんなことが必要になるんじゃないか」と想像し、準備し、現地へ行き、打ちのめされ、飯を食い、出来る限りのことをやり、話し、寝た。
「ふっ」と、想像が落ち着き、着陸する場がある。
そんなことを感じながらがむしゃらに活動し、がむしゃらに想像した。
1年後、
地元の人たちと同じことは想像できないということを知っている。
でも人には想像する力があり
その想像に後押しされ、励まされ、何らかの形をつくることが出来るということ。
それを現地の人と共有し
そこから新たな創造が始まっていくということ。

みらいをうえる。


                             庭JAPAN 古川乾提
                                2012年4月24日
雑誌掲載: 植物デザイン
第4フェーズで動き出した
「みらいをうえるプロジェクト」の活動が取り上げられました。
 → 「木を植えにいきます」
 → 「みらいをうえる」

草土出版 [ 植物デザイン ] 2012年4月号 vol.17
http://www.sodo.co.jp/flower_shop.html

復興元年・植物で広がる支援の輪
p 59 「庭JAPAN みらいをうえるプロジェクト」 
    木を植え、未来へ続くあかりを灯す

 
第九期: 現地からの写真 08
2012年3月31日 岩手県釜石市 
「慰霊とうほくこよみのよぶね」を組立てています

完成した船を甲子川へ

点灯

第九期: 現地からの写真 07

2012年3月12日 竹のゲート


献木した桜の苗木

岩手県陸前高田市 「陸前高田未来商店街」
植樹のための下見に行きました
 

第九期 参加者の声: 松浦さんより
第九期に参加された
千葉県の高校生、松浦さんの言葉です。


僕は今回でボランティアは2回目ですが
少しずつ街が街らしくなってきたと感じます

ですが前回も行った尾崎は、変わってはいますが
明かりが全くなく、そこにある物すべてが暗く
なぜだか気分が落ち込んでしまいます。

尾崎のような場所はまだ、たくさんあると思いますが
少しでも力になれるなら、またボランティアを行いたいです

ありがとうございました

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