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( → 東日本大震災復興支援プロジェクト 「庭JAPAN」 とは )
一緒に現地へ行ける方、支援したい方、詳しく知りたい方、
庭JAPAN事務局までご連絡ください。
庭JAPAN事務局
〒493-0001 愛知県一宮市木曽川町黒田字宝光寺5番2
電話:0586-82-6582
Fax:0586-82-6583
E-mail:info@m28e-tsukuru.jp
プロジェクトURL: http://niwajapanproject.blog.shinobi.jp
第3フェーズ
日程 |
2011年11月12日(土)~11月19日(土)
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場所 |
宮城県石巻市 |
内容
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庭の復旧〈移植、灯籠据え直し、石の洗浄等〉 ヘドロの撤去 こよみのよぶねの運搬及び設営 等 |
3.11こよみのよぶね 岐阜から石巻へ
岐阜から東北へとつながる灯りと時
金華山の麓、長良川にうかぶ明かりたち。
『岐阜の冬の祭り「こよみのよぶね」の美しさと思いを東北の被災地に運びたい』 そんな気持ちで立ち上げたプロジェクトです。
暦は時を刻みます。
運ぶこよみは「2011」。
震災が起き、復旧・復興、これからの未来を含んだ希望の数字。
石巻でデザインし、岐阜と東京で2つずつ数字をつくり、
石巻で和紙を貼ってもらい、旧北上川の水辺で点灯する。
その数字が東京の墨田川で11月に、
最後に12月に岐阜にもどってきて冬至の日の長良川を灯す。
[ こよみのよぶね岐阜から石巻へプロジェクト ]
庭JAPANプロジェクト第3フェーズの一環として「こよみのよぶね」を岐阜から東京を経由し石巻へ運び、そして石巻から東京、岐阜へと思いをつなげながら運んで行きます。こよみのよぶねとは2010年10月に行われた「第1回全日本庭サミット庭JAPAN 庭とアート」に特別講師として登場していただいたアーティストの日比野克彦氏がはじめた岐阜の冬のお祭りです。今年で6回目になるこよみのよぶね、昨年は東京のスカイツリーの真下、墨田川でも行われました。第2回からこよみの船への取り付けを庭JAPANが担当しており、毎年水と灯りの美しさに酔いしれながら、様々なアーティストや美しいモノに対する意識の高い方々とガッツリ交流させていただいています。
そのこよみのよぶねを今年は宮城県の石巻市へ運びます。
「水と生きてきた私らだがら」
石巻で何度か聞いた言葉。
まわりは津波で壊されたガレキ、地面いっぱいに広がるヘドロだらけの世界で地元の人達の口から出てきた言葉。
最初はまったく飲み込めず自分の体がこの言葉を拒否していたが、時間と共に体の中に浸透していった。何があっても人は水なしには生きられない。なら自分達が毎年目にしている水のうえでの美しい景色を運びたい。場所は庭JAPANプロジェクトでずっと活動している石巻の津波が遡っていった旧北上川。
地元の漁師さんたちの漁船にこよみの行燈を取り付け現地の人やボランティアのみんなと水と闇と灯りを見つめる。
心に庭をもつすべての庭JAPANの人たちにとっても特別な経験になるはず。年末の忙しい時期ですが一人でも多くの人とこの経験を共有できたらいいな、と思っています。
宮城県に行くには時間がちょっとという方は岐阜県と東京都で行われているワークショップに参加いただけますので、気持ちと形をこよみに乗せてください。
※岐阜ワークショップ情報(こよみのよぶねHP):http://www.dnaand.org/yobune.html
※東京ワークショップ情報(リーダー中島佑太ブログ):http://houseof.exblog.jp/
□ タイムスケジュール
① 石巻市民にこよみ(数字)のデザインをしてもらう ~10/16(日)
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② 日比野克彦氏によるこよみの選考 ~10/21(金)
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③ 選ばれた数字の竹組みと和紙はりを岐阜と東京のボランティアスタッフの手により行う ~11/10(木)
※各2数字ずつ制作
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④ 岐阜発11/11(金) 東京、石巻とリレーで運ぶ
↓
⑤ 東京発11/12(土)午後から岐阜と東京のみなさんとボランティア、石巻の仮設住宅の人たちの手による和紙はり
※可能であれば1~2数字
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⑥ 旧北上川での点灯式 -設営、取外し- 11月13日(日)予定
↓
⑦ 石巻発11/19(土) 東京へ運ぶ
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⑧ 記号墨田川での点灯式 -設営、取外し- 11月20日(日
↓
⑨ 東京発11/21(月) 岐阜へ運ぶ
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⑩ 長良川での点灯式 -設営、取外し- 12月22日(木)冬至の夜
↓
⑪ 長良天神さんでの左義長式 2012年1月
□ デザイン
石巻市社会福祉協議会やボランティアの人たちが2011の4数字をデザイン
□ 和紙つくり
石巻市仮設住宅、東京、岐阜でのワークショップ〈和紙染め、和紙はり、メッセージ書き〉
□ 行う場所〈現在石巻サイドと調整中〉
宮城県石巻市旧北上川のどこか
□ 点灯式の時間帯
16:00-20:00頃
□ こよみのサイズ
高さ 3.0m 横幅 1.5-1.8m 厚み 0.5-0.8m
□ 使用する船
漁師さんの漁船〈×4艘か、1艘につき2数字の×2艘か? 調整中〉
□ 船への取り付け
1つの数字の取り付けに2時間弱が目安
庭JAPANのメンバーが船を傷つけないよう慎重に取り付けます
□ 船からの取り外し
20:00-21:30頃
点灯式終了後1つの数字につき20分ほどで取り外し
[ こよみのよぶね隅田川 ,GTSとは ]
川は時間の流れをイメージさせる。
歴史のある土地がまた新たな歴史を刻もうとしている。
時の目盛である数字をモチーフとした巨大行燈を水に浮かべて、過ぎゆく時、迎える時に想いを馳せる。
川を通じて遠くの地域と繋がることにより、川のある地域の交流の可能性を追求する。
また地域の人と学生が制作することにより今後の活動の人間関係を形成させていく。
巨大数字行燈は竹を骨組みにし、和紙を表面に貼り、中に電球を入れる。
それを船に取り付け、川面にあかりが映り込むように停泊させる。
「GTS観光アートプロジェクト事業」は東京藝術大学・台東区・墨田区の共催で実施されます。
東京藝術大学大学院では従来、各専攻や研究室中心の個別な研究活動が行われてきました。
しかしそれは次第に、現代の芸術の状況とリンクしながら、芸術の国際コミュニケーション、社会との関係性、表現の多様性、地域への貢献・活性化など、大学の枠組みを越えたプロジェクト型の研究表現活動として展開を見せるようになりました。
本年度からスタートするこのプロジェクトは、平成22 年度から24 年度までの3 年間の計画として実施します。
本学各分野における創作研究のノウハウを結集した複合的な芸術分野のプロジェクトを展開する試みであり、東京スカイツリーから浅草を結ぶ地域を芸術によってミュージアム化し、新しい形のコミュニケーションを創出すると共に地域に貢献する芸術環境拠点の形成と新しい芸術の発信地となる地域創成を目指します。
URL : http://gts-sap.jp/
[ 長良川おんぱく とは ]
岐阜市の川原町界隈(岐阜公園周辺エリア)を中心に、10月の1ヶ月間に100の体験交流プログラムを開催します。平成20年8月「明日の宝もの」として認定を受けた川原町界隈は、まちづくり会による景観整備や飲食業などの出店が徐々に進んでおり、新たな川原町界隈(岐阜公園周辺エリア)の魅力をお伝えいたします。
長良川おんぱくを通して、まちの人が主役になり、新たな連携が生まれ、100のプログラムを通じて、出会いと感動が生まれてくるのです。
※「3.11こよみのよぶね 岐阜から石巻へ」は長良川おんぱくのプログラムの1つに選ばれています
URL : http://nagaragawa.onpaku.asia/
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毎回話し手を変えて、様々な視点からアートやケアがどのように暮らしの中に関わっているのか、何を大切にどう生きていくかということを共有するセミナーだそうです。主催されているたんぽぽの家は障害のある人たちの生きる場づくりから個を支えあう新しいコミュニティづくりをしている団体です。
最初に石巻に訪れるきっかけをくださったのが、長崎が以前から知り合いだったたんぽぽの家の方でした。今年の「臨床するアート」を開催するにあたり、庭JAPANの活動を話してもらえないかとご提案をいただき、今回話し手として参加することになりました。
全6回の内の第5回目に話し手として長崎が参加します。
昨年開催した「臨床するアート」の簡単な報告がこちらでご覧いただけます。http://popo.or.jp/ableart/pickup/pickup-07.html
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臨床するアート2011 東京セッション
社会が大きく変わろうとしています。2011年3月11日に発生した東日本大震災。原子力発電所の事故。政治情勢の変化。このようななかで私たちは何を大切にし、これからの暮らしをつくっていくのか。
その問いに応えるためには、自分が置かれている状況にいまいちど目を向け、丁寧に見つめること、あるいは批判的にそして創造的に考えることが必要でしょう。人々が生に向き合う現場で、どのようなことがおきているのか。そこで、アートはどのようなものとしてあるのかを考えます。
■詳細・お申し込みはこちらから
http://popo.or.jp/info/2011/12/2011-3.html
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■日時:2011年10月13日(木)、10月28日(金)、11月10日(木)、11月18日(金)、12月9日(金)、12月15日(木)[全6回]
各回19:00~21:00(受付 18:45~19:00)
■会場:エイブルアート・スタジオ(アーツ千代田3331 地下1階)[会場アクセスはこちら]
■定員:各回40人(要事前申し込み。先着順。定員に達し次第、締切となります)
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■プログラム
第1回 10月13日(木)
「鍋の中を見よ」――人やモノに向き合うありかた
枝元なほみ(料理研究家、社団法人チームむかご代表理事)
第2回 10月28日(金)
東北からはじめる―ARC>Tという取り組み
鈴木拓(演劇制作者、ArtRevival Connection TOHOKU事務局長)
第3回 11月10日(木)
遊ぶことは生きること
天野秀昭(NPO法人プレーパークせたがや理事、大正大学特命教授)
第4回 11月18日(金)
時間と空間を届けるアートワークショップ
中津川浩章(美術家、障害者施設・工房「集」アートディレクタ―)
第5回 12月9日(金)
それぞれができることを――力を生かすネットワーク
長崎剛志(庭園美術家、「復興支援プロジェクト 庭JAPAN」調整役)
第6回 12月15日(木)
トークカフェ――これからの暮らしをともに考える
◆コーディネータ(全6回):坂倉杏介(慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所特別研究講師、三田の家LLP代表)
※各回とも、講師より話題提供の後、コーディネータ・参加者とともにディスカッションを行います。
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■参加費:
一般:6回連続 7,000円/1回 1,500円
ユース(25歳以下):6回連続 5,000円/1回 1,000円
■要事前申し込み お申込み方法は、こちらのウェブサイトをご覧ください http://popo.or.jp/info/2011/12/2011-3.html
■お問い合わせ
〒630-8044奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家
TEL 0742-43-7055 FAX 0742-49-5501
■主催:財団法人たんぽぽの家
■協力:アートミーツケア学会 エイブル・アート・ジャパン
東日本大震災復興支援プロジェクト庭JAPAN
活動報告 - 関西・中部地区
「東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN 第2フェーズ」として
2011年7月31日(日)〜8月14日(日)に行った被災地での活動を皆さんにお伝えします。
現場の生の声をお届けするとともに、
これからを様々なジャンルの様々な視点から見つめたいと思います。
参加希望の方は info@m28e-tsukuru.jp(庭JAPAN事務局 岩間)までお知らせ下さい。
◎ 日時:2011年10月14日(金) 19:00~
◎ 会場:「つくる。」 http://www.m28e.jp/tsukuru/index.html
愛知県一宮市木曽川町字宝光寺5番地2 交通アクセス
・車で 東海北陸道「一宮木曽川IC」より10分
・電車で JR「木曽川駅」下車 徒歩10分
名古屋鉄道「新木曽川駅」下車 徒歩5分
◎ 参加費:1,500円 (夕食付き) お飲み物を各自ご用意ください。
※ 夜は「つくる。」に泊まっていただけます。
1階が男性、2階が女性、キッズルームもあります。
お風呂もあるので順番ですが入れます。
寝袋をお持ちの方はマイ寝袋をご持参ください。
連絡先
『 庭JAPAN 事務局 』
電話:0586-82−6582 Fax:0586−82−6583
E-mail:info@m28e-tsukuru.jp
印刷用の案内はこちらへ→ **
先日、石巻市渡波の I さんに電話しました。
第七期で茶庭の復旧をさせていただいたお茶の先生です。
私の言葉になってしまいますが、
I さんのお話しをお伝えします。
庭JAPANの者ですとお伝えしたところ
本当にこんなに綺麗にしていただいて、本当にありがとうございました。
と何度も何度も言って下さいました。
言葉では言い尽くせないから、
少しでも長く庭で時間を過ごすことにしてらっしゃるそうです。
どれだけ居ても飽きることがないそうです。
クモの巣がよくかかるから、と毎朝木の枝をきれいに払って
お客さんが来る時には手水鉢に水を入れて。
来る人来る人に庭を見てもらって
何が起きて、どうやって庭がきれいになったか、話してらっしゃいます。
みんな茶色くなってしまって
これからどうしたらいいんだろうと思っていたところで来てもらえて
茶色い中でも生かせる木があって・・・
砂利をひいて足元が綺麗になるとこんなにも違うんだと思ったり、
と本当に関心してらっしゃいました。
暑い中、動きにくい庭で作業してくれたと
気遣ってらっしゃいました。
庭JAPANの人、作業した方だけではなくて誰でも、
近くに来たときは電話してもらえればいつでも待っています。
庭をお見せします。と言って下さっています。
最後に、みなさん健康に気をつけて、
よろしくお伝えくださいということでした。
庭JAPANに関わる一人として、本当にうれしいお話でした。
大切にしていきたいと思います。
m28eの古川さんから第2フェーズが始まる前に庭人の輪の報告書に載せた文章を頂いたので、ブログに載せたいと思います。
そこにはゼロ以下になった人の生活があった。
破壊され、流され、記憶はガレキとなっていた。
海はヒトが営みとして流し続けたモノをヘドロとして返してきた。
生きている植物、死んでいる植物。
なぎ倒された木、なぎ倒されても生きている木があった。
現地のヒトたちの顔は見たことのない笑顔で彩られていた。
前、一点に向かって進む人の顔なのだろう。
そのヒトたちの瞳はうるんでいた。
津波の話をする時そのヒトたちの視線は
自分たちの体を貫きはるかかなたを見つめていた。
約1ヶ月半の長期にわたる活動に
いろんな業種のたくさんの方々に参加いただいた。
それぞれがそれぞれの感覚を現地で持ち、活動し、
現在それぞれのフィールドにもどり
決してなくならない感覚の中で
自分のするべき行動の最中にいることでしょう。
庭JAPANは
「その地に木が植えられる」その時まで
活動していきたいと考えています。
愛知県 古川乾提
前回の石巻の様子では、緊急の支援はひととおり区切りがついたように感じたメンバーもいました。
まだ手がつけられておらず、瓦礫がそのままの場所もあるのですが、
ひとつの問題として、そこに今後住めるかどうか方針が決まっていないために、今瓦礫を撤去するべきかどうかボランティアセンター側も迷っているという現実があります。
そこに住んでいた方も住めるかどうか分からない状態で、どこまで頼んでいいのか、どこまで綺麗にしたらいいのか、という複雑な思いが見えたりしました。
ですが、そこに今後住める住めないに関わらず、今まで生活していた家が綺麗になっていく様子を見て、
またここに住めるかもしれない、と希望を持って元気を出してくださった方もいました。
何が正しいかという話は、現地ではあまり重要ではないのかもしれないとも思います。
人それぞれに状況が違って、想いも違って、その中で庭JAPANができることが少しでもなにか支えになってくれたらと思います。
「その地に木が植えられる」その時まで活動していきたい、
というコンセプトは庭JAPANの報告会の中でも話に挙がりました。
今後はどのような支援ができるのか、しばらく様子を見ることになるかもしれませんが、長くゆっくりと木が生長するように、この支援活動も細くとも長く続けていけたらと思います。